最近、諸事情で自宅の引っ越しをしたのですが。そこで、これをきっかけに生活の見直しをしようと思い立ち、自炊生活を始めてみました。ここで一つ、最近試したレシピをご紹介したいと思います。
—下ごしらえ > 調理 > スキャン—
1) 手頃なサイズの文庫本を見つけて、カバーを外し、不要な部分を全部剥ぐ
2) 机にバイスで固定して

3) おもむろに背表紙をカンナでゴリゴリ削る

4) ひたすら削る

5) ある程度削れたら、背表紙をめくってバラバラになったことを確認して下ごしらえ完了

6) ドキュメントスキャナで読み込んで、OCR情報付きのPDFに加工して完了
背表紙が糊で接着されているタイプの本なら、電子レンジやアイロンを使った加熱で糊を溶かして除去していく方法もあるらしいが、自分は上手くいかなかった。コツがあるのかな。
ということで、食べる方じゃなくて、下記のWiki言うところの読む方の自炊でした :-)
「自炊」とは2ちゃんねるが由来の隠語で、 「自分で漫画や雑誌、書物などを電子化する」という意味です。 自炊技術Wiki
正直このWikiにかなり助けられました。本の解体がこんなに難しいとは思わなかった… 本気で手持ちの本の電子化を考えている人は、裁断機を買った方が賢明なようです。
ところで、何故そんな苦労してまで、本を解体するのかという理由ですが、どうも調べてみると個人が本を電子化するには、今のところ一般向けのドキュメントスキャナを利用するしかなくて、そのためには本を解体する必要がある模様。例えば、自分の買ったのはCanon DR-2010Cで3万円未満くらい、本を解体してしまえば全自動でPDFまで加工してくる。
本をデジタル化するには、一冊アナログの本を解体する必要がある、ってのは不思議と面白い。何かを得るには何かを失う的な。
あと、そもそも何故本の電子化をするかというと、今回の引っ越しで家にある本の整理をしたところおよそ1000冊程あって、引っ越しの整理で死にそうな思いをしました… さらに、新居で少し部屋が狭くなったこともあり、断腸の思いで結局500冊程ブックオフで処分してしまいました。悲しい!:-(
この教訓を生かすために、次からは良い本は残し、ピンとこなかった本は電子化して残そうかなと考えた次第です。本を解体するのはもったいないけど、どうせ次の引っ越しで処分をするならまだ電子化したほうがまし、かなと。
一生引っ越さない、という選択肢も無くは無いが、それでもいずれは限界が来るようですし
さて、木造の床は、何冊の本まで耐えられるのか?http://oshiete.homes.jp/kotaeru.php3?qid=2537813 こちらを信じる限り8畳の部屋なら、最低2,400kgまでは耐えれるように設計するらしい。(ちなみに、「豊島区の底抜けおじさん」は、最低でも6,000kgは溜め込んでたらしいよ。部屋の広さに関して情報見つからんけど、20畳以上の部屋であるわけなさそうなので、そりゃ底抜けるわ。というより、よく耐えたよ。)8畳にはサンデー14,000冊まで
また技術書は、重い・持ちにくい・検索できない、と三重苦なので読み終わった後はPDFで保管できると、実用的にも良いかな。デスクトップ検索で横断検索できるのは便利そう。
あと本をデジタル化してしまえば、本というインターフェイスを変えて読むこともできる。iPhoneで読むとか、読みながら良い文があったらTumblrで引用してメモするとか、本の中身を分析してメタデータの加工・付加もできる、相互の引用関係をリンクとして抜き出してみたり。
「ある本に違う本を読ませて、自分の中の文章がどこに出てくんのか、自分の中の文章がどっから来たのかってのを探してる」わけ。そんなことして、何になんのか、ってのは、また近い将来詳しく見ていきたいけど、とりあえず、今日は、Amazonに行って、どんなことになってきてるのか見てみましょ。 Amazonで「本が本を読む」様子でもみましょ
というか、この id:bookscanner さんのサイトが凄い詳しくて、刺激的。電子書籍業界?の人なのかな。
本を電子化することで起こる、人間に関わるインターフェイスの未来(電子ブックビューアとか)も面白いけど、コンピュータが本を分析・加工する、データベース&メタデータの未来(本が本を読む世界と表現されてる)が面白い、と書かれている。
と、色々将来に期待はあるけど、まぁ取り急ぎぼちぼちいらない本の電子化を進めつつ、やっぱ電子ブックビューア買うしか無いかな・・、Kindle DXもタイミングよく発表されたし。
